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36話

ジェニファー

彼の服従者としての呼び名で呼ばれただけで、完全なメルトダウン状態から素早く立ち直れるなんて、ロミオにはびっくりした。クラブではマヤという名前を使ったけど、「ベイブ」は私たち二人だけのもの。明らかに、ドム/サブの関係において、私は彼との繋がりにすでに深く入り込んでいる。

私たちはキッチンテーブルに向かった。そこではルナが私たち二人のために大きなチキンサラダを用意してくれていた。ロミオまでサラダを食べていることに申し訳なく感じた。

「あなたも私と同じものを食べなくてもいいのに、ロミオ」

「ばかなことを言うな、昼食は普段から軽いものを食べているんだ」

「本当に?」

「もちろ...