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206話

ロミオ

次の朝、僕たちはおそらく午前11時まで寝ていた。でも考えてみれば、寝たのは午前3時だったから、午前11時まで寝たとしても丁度8時間だ。ジェンは僕の腕の中で横になっていて、僕は彼女の髪を撫でていた。「今日は何をしたい?」「できるだけ何もしない」「素晴らしい計画だね。プールサイドで過ごしたり、ベッドで抱き合ったりとか?」「まさに私の考えてたことよ」

そのとき、玄関でノックの音がした。ジェンは起き上がろうとしたが、僕は彼女を止めた。「いや、そのままでいて。すぐ戻るから」「そうさせてもらうわ」彼女は裸の体にシーツをかけて横向きになり、もう一度昼寝の準備をした。僕はそんな彼女に微笑みながら部...