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第970話行かないよ!

クリスティーナはすぐに毛布を被った。「どうしてノックもしないで入ってきたの?」

バーナードは咳払いをした。「ここは俺の部屋だ」

それでクリスティーナは自分がバーナードの部屋にいることに気づいた。「ごめんなさい、気づかなかったの!おじい様とおばあ様が戻ってらしたから、私たちが別々の部屋で寝続けたら、怪しまれるかもしれないと思って」

罪悪感を覚え、クリスティーナは早口で説明した。

バーナードはドアを閉め、それに寄りかかり、彼女に目を細めた。「よく考えたものだな。これからは部屋に入る前にノックするよ」

「これからは着替えるときはドアに鍵をかけるわ」クリスティーナは毛布を下ろし、服を整えて立...