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585話

ボディガードたちは、その携帯電話が重要なものだと気づくと、一人だけを残して泥棒を追いかけた。残された一人はキャサリンを見守り、彼女の安全を確保するためだった。

チャールズは恐怖で泣き出し、フィオナは慌てふためいていた。「キャサリン、大丈夫?」

キャサリンは頭を振った。「私は大丈夫よ。サンドラを見てきて。きっと彼女はパニックになってるわ!落ち着かせてあげて!」

「わかった!」フィオナはチャールズを抱き上げ、サンドラのところへ急いだ。

フィオナとチャールズが立ち去ると、キャサリンは隣にいるボディガードに向き直った。「噴水まで手伝ってくれる?少し座りたいの」

「かしこまりました、メルヴィル...