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第361章ヴィンセントに認められた!

「おじいちゃん、帰ってきたの!」

スカーレットは涙を拭きながら彼のもとへ駆け寄った。ヴィンセント・ミッチェルは彼女の赤くなった目を見て、眉をひそめた。「またどうしたんだ? なぜ泣いている? いつも何かで落ち込んでいるな! おばあさんも私も、お前ほど気難しいわけじゃないぞ!」

スカーレットは黙り込んだ。慰めを求めたのに、逆に叱られてしまい、恥ずかしさとどう反応していいかわからない気持ちが交錯した。

幼い頃、彼女は両親や兄弟たちに甘やかされて育ったが、祖父母はバーナードやサニーをより可愛がっているように感じていた。いつも男の子を女の子より好んでいるのではないかと思っていた。

「おじいちゃん...