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545話

ローズが口を挟んだ。「エリザベスがアレクサンダーと別れてから、彼女の機嫌がずっと良くなったわ」少なくとも、以前のように毎日落ち込んでいることはなかった。

「それは素晴らしいね！ところで、彼女はあのジュエリー展に行くのかな？」デクランが尋ねた。

「うん、絶対に行くわよ」ローズは熱心に頷いた。

デクランは安堵の波が体を洗い流すのを感じた。父親として、彼はエリザベスが幸せであることだけを願っていた。他人の幸せや問題？彼の関心事ではなかった。

アレクサンダーがエリザベスを傷つけたとき、彼は彼女の気持ちなど気にしなかった。だから、なぜデクランが彼のことを気にする必要があるだろうか？

「初のショ...