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411話

セリーヌはまったく乗り気ではなく、グラントは落ち込んでいた。

エリザベスが仲裁に入った。「おばあちゃん、これはすごく珍しい薬草なのよ」

その言葉にセリーヌの目が細くなった。

薬草と聞けば、セリーヌの興味は間違いなく引かれる。

グラントはため息をついた。「エリザベス、ほら見ろ?おばあさんは僕よりも薬草に関心があるんだ!」

エリザベスは笑いながらポテトチップスの袋を手に取った。

薬草だと聞いて、セリーヌはずっと慎重にギフトを開け始めた。

少しずつ包みを剥がしていく。

箱が最終的に開いてセレニティリーフが姿を現すと、セリーヌの目が輝いた。

彼女はエリザベスを見て、そしてグラントも見...