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第115章

キーランもライラも、二人して呆然としていた。

それからキーランが笑い出した。

ライラは唇を尖らせ、気乗りしない様子で言った。「わかったわよ、手伝ってあげる!」

「アレクサンダーは中にいるわ。あなたたち、先に入って」エリザベスはキーランに促した。

キーランは頷き、ライラと共に中へ入った。二人は楽しそうに談笑しており、とても和やかな雰囲気だった。

中の様子を見て、エリザベスは心から嬉しく思っている自分を認めた。

「ボス、ライブ配信がもうすぐ始まります!除幕式も間も無くです!」ウィンフォードが傍から急かした。

エリザベスは「すぐ行くわ!」と答えた。

午前十時になった。

芝生の上では、招待客たち...