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第1147章

【でも、やはり伝えなければならない。申し訳なかったと。

私だけじゃない――エズミもすまなく思っていた。父さんも母さんも、同様に申し訳なく思っている。私たちは多くの点であなたを傷つけた。振り返ってみれば、あなたが本当にラッセル家の一員だったかどうかに関わらず、私たちはもっと優しく、敬意をもってあなたに接するべきだった。

エリザベス、エズミはもういない。どうか、彼女を許す気持ちになってくれることを願っている。私たちはここを去るが、あなたの今後の幸せを心から祈っている。もし、いつかあなたとアレクサンダーが結婚することがあれば、招待状をいただけたら光栄だ。

付け加えておくが、母さんの精神状態は悪...