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35話

第三十五章：彼女は私の全て

バーナード

私は一時間ほど壁を見つめていた。夜は朝の早い時間帯へと忍び寄り、頭はすっかり冴えていた。ヘレンが激怒して去った後、私はたった一時間眠っただけで目が覚めた。痛みは和らぎ、体にいくらかの活力が戻ってきた。

何よりもベッドから飛び出して、私のメイトを探しに行きたかったが、彼女はリアムと一緒にいるので、辛抱強く待つ必要があった。私は彼に命を預けるほど信頼しており、たとえ彼が彼女が私にとって何者なのかを知らなくても、彼女の面倒を見てくれることを知っていた。私は親友に彼女のことを話そうかと考えていた。私の人生のどんなことも彼に打ち明けられると分かっていた。だが...