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622話

「あなたはハンサムだから好きよ」とジュニパーは、遠慮なく突然言った。

そのお兄さんは間違いなく目の保養だった。あのメガネをかけると、頭が良くて洗練された雰囲気が漂っていて、派手な男たちとはまったく違う。彼女のタイプに間違いなかった。

アンソニーはこれほど率直な女性に出会ったことがなかった。「この顔だけが理由か?」

「うん。他に何があるの?私には自分のお金があるから、あなたのお金を狙ってるわけじゃないわ」

「俺が男好きだったらどうする?それでもいいのか?」

「ええ、きっとあなたの気持ちを変えられると思うわ」ジュニパーは、この世のすべての自信を持って顎を上げて言った。

「そうは思わない...