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30話

「私を誘拐するつもりだったの?」と私は冗談めかして言った。

「いや、全然そんなことじゃないよ。ただ、もし上手くいって君がここに来て、今したようなことをするなら、一晩泊まれるように色々と準備しておいた方がいいと思っただけさ。それに君が恋しくなったり、君が好きそうなものを見つけたりしたときに買っておいたんだ...」彼は言葉を続け、それは愛らしかった。私はもう一度彼にキスをした。下唇に沿って舌を這わせ、彼の口内への入り口を探った。彼の勃起が大きくなるのを感じた。彼の舌が私の舌に触れるたびに、私自身の興奮も高まっていった。彼は静かに唸り、私を洋服ダンスの横の壁に押し付けた。彼は私を壁と自分の体の間に閉...