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98話

レイチェル

私はどうしても絶頂したかった。ただ他人を見ているだけでこんな反応になるなんて信じられなかった。これが私のフェティッシュなの?マッシモに絶頂させてくれと懇願したのに、彼は拒否した。どうやら「良いことは待つ者に訪れる」らしい。マッシモは私を次の部屋に連れて行ったが、メインルームにつながるドアを開けた。部屋に入ると、別のカップルが出て行った。そこで私は部屋の中央にあるマッサージベッドと、その横に立っている男性を見た。彼はハンサムで、茶色い髪と優しい目をしていたが、光のせいで目の色はわからなかった。彼は私を見て、黒い腕章に気づくと、マッシモに話しかけた。

「ワックスルームへようこそ、お...