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35話

レイチェル

マルコと私はエレベーターを降り、彼が私のバッグを部屋まで運んでくれた。自分でやると申し出たけど、彼は聞く耳を持たなかった。部屋から出てきた彼は、何か必要があれば呼んでくれと言った。私はお礼を言うと、彼はこの広大なペントハウスの自分の場所へと向かった。部屋に入った私は荷物を解いた。それをやってくれる人がいるのは分かっているけど、自分でできないことはない。バスルームに行ってトイレタリーを出し、それから巨大なバスタブにお湯を張り、バスソルトを入れ始めた。この素晴らしい週末を締めくくるには最高の方法だ。浴槽が満たされている間、キッチンに行ってワインを一杯注いだ。バスタブの周りのキャンドル...