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300話

マッシモ

クラブは無人だった。敷地内にはデイモンと彼の部下たち、そして俺の部下たちだけだった。奴らを排除しに行く前に、フランクに電話することにした。「マッシモだ」「フランク、あのクソどもが俺のクラブにいる。今から始末する」「リッチの古いクラブでの件はお前か?」「いや、あれは奴らの仕業だ。サウスサイドでの銃撃も奴らだ。俺たちは自衛しただけだ」「くそっ、マッシモ」「俺のクラブで何が起ころうとしているか今知らせておく。あとは好きにしろ」そう言って電話を切った。「どうする、マッシモ?」デイモンが尋ねた。「あのクソどもを驚かせてやろう。奴らは俺たちが死んだと思っている。まあ、今から幽霊と戦うことになる...