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299話

マッシモ

俺たちは全員クラブの中にいたが、最初の2発が撃たれて以来、反撃の手段がなかった。デーモンと俺は、奴らの次の動きが読めずに頭を抱えていた。外から接近すべきか?しかし奴らの姿は見えない。「デーモン、いつまでもこの中にいるわけにはいかないぞ」「わかってるよ、マッシモ。でも計画が必要だ。奴らをどこに誘導するか考えないと。外で銃撃戦になるか、奴らに追われることになる。人のいない場所に誘導しなければ」「倉庫はどうだ?」「俺の倉庫は銃器でいっぱいだからダメだ」「じゃあ俺の倉庫にしよう。空いてる」デーモンが言った。「よし、まずエンツォとゴーストに出てもらって、奴らをクラブから引き離せるか見てもらお...