Read with BonusRead with Bonus

278話

マッシモを待つのは私をじりじりさせていた。血圧を上げないようにストレスを溜めないよう努めたけど、難しかった。何か食べ物とヘーゼルナッツのアイスラテを作り、リビングルームでテレビを見たけど、マッシモのことが頭から離れなかった。オフィスに行って仕事を片付けようとしたけど、何をしてもマッシモのことが気になって仕方なかった。

でも、インテリアデザイナーからメールが届いて、送られてきた写真に夢中になった。彼女が選んだ家具や全てのコーディネートが美しく、まるで私の頭の中を読んだかのように、私自身が選んだであろうものばかりだった。双子の部屋の写真を見るのが待ちきれなかった。そこに辿り着いた時、なんてこと!...