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276話

もう我慢できなかった。ドアを勢いよく開け、ルカとエンツォを両脇に従えて嵐のように出て行った。そしてエドカルドと彼のボディガードも続いた。コスタは椅子を引いた。「何てことだ、ロマーナ?」コスタは完全に嫌悪感を示しながら彼を見た。「ロマーナを見るな、コスタ。俺を見ろ。お前のリーダーであり友人を見ろ。お前が消そうとした二人を見ろ」コスタは俺やエドカルドを見ず、ただロマーナを凝視していた。そのとき、彼のボディガードが武器を取り出した。何てこった。ルカは躊躇わず武器を抜いてコスタのボディガードを撃った。そして外では地獄絵図が繰り広げられた。

「外で何が起きてる?」

「コスタ、お前が俺たちにしようとし...