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261話

レイチェル

マッシモが作ったパスタは美味しかった。それとも、あの何度ものオーガズムの後でお腹が空いていただけかもしれない。シャワーの後でもまだ欲情しているなんて信じられない。マッシモが私の顎からソースを舐め取った時、その場でイってしまいそうだった。ベッドルームに入って、彼が首にキスしてから噛んだ時、全身が熱くなった。そう、跡が残ることは分かっていたけど、どうでもいい。当分の間、家から出るつもりはないし。あの危険がある中では。「レイチェル、現実に戻って」と自分に言い聞かせた。

驚いたことに、私はすでにベッドの真ん中で裸になっていた。

「ベラ、どこへ行ってたんだ?」

「どこにも」

「今は欲情...