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ジャスミンの視点

ニコは私を壁に押し付けたまま激しく抱き、その後も様々な体位で何度も繰り返した。自分自身が少し楽しみすぎていなければ、あんな風に彼から逃げ出したことに対する罰だと思ったかもしれない。

行為は一晩中続き、翌朝目を覚ました時には、すっかり疲れ果てて極度の疲労感を感じていた。動こうとしても、両脚の間に鋭い痛みがある。

小さなうめき声を上げながら、何とか起き上がる。周りを見回すと、シーツはすでに取り替えられていて、昨日とは違う状態になっている。これはつまり、ニコが私が眠っている間に風呂に入れてくれて、そっとベッドに寝かせてくれたということだ。

もし私がこれほど警戒心を抱いて彼を...