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ジャスミン視点

彼の触れる感覚が私の血管に電流を走らせ、一瞬、私は凍りついた。

彼の目は悪戯に踊りながら、体を起こす。一瞬の動きで、ニコは私の手首を引っ張り、私は小さな驚きの声を上げながら彼の膝の上に倒れ込み、私の体は彼の上に着地した。

私の心臓は激しく鼓動し、彼の硬い胸板が私の下で感じられ、彼の温もりが私の肌に染み込んでくる。

離れたいけど、同時に離れたくない。

私たちの間に広がる熱は、表面のすぐ下で静かに煮えている欲望を強め、沸騰しそうになっている。

彼がゆっくりと私を引き寄せ、腰に所有欲たっぷりに手を回すと、私の息は喉につまる。私は緊張し、胸の中で心臓が激しく鳴っているのを感...