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第44話

マッケンジー

まさか本当に起こったなんて、彼が隣で私を抱きしめていた。

「こっちにおいで、ベイビー」彼は私を引き寄せ、私の顔は彼の首の付け根に埋もれた。

「見なくても、君の顔が赤くなっているのはわかるよ」彼はどうやってわかるの?

「そのセットはザラの仕業だろう。彼女が君にそれをくれたんだな?」

「うん」

「良かった。少なくとも俺たちのセックスライフが退屈になることはないってことだ。俺を殺しかねないようなことはしないでくれよ、ベイビー。バスルームから出てきたとき、ちょっと心臓発作を起こしそうになったよ」

彼は私を腕の中に抱き、指で私の体をなぞっていた。

「おいで、シャワーを浴びさ...