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第78話

私の傷は閉じた。まだ跡は見えたが、もう出血はなく、今日の遅い時間には消えているだろう。消えなければ、明日には必ず消えるはずだ。スポーツウェアを一つ着て、ベッドから出て歯を磨いた。

「早起きだね」ケイドが心リンクで話しかけてきた。

「よく眠れたから、起きるのも早いのは当然でしょ」

「今日は何をする予定?」

「週の残りと同じよ。朝は戦士たちと訓練して教える。それからシャワーを浴びて、やっと座れるようになった赤ちゃんたちと遊ぶわ。少なくとも昼食前はそんな感じ」

彼が尋ねてくるのは分かっていた。毎朝、私の予定を聞いてくる。彼は知っているはずなのに、私に確認したいだけなのだ。午後の方がずっと大...