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第37話

私はベッドに横たわりながら落ち着こうとしていたが、怒りが収まらなかった。ケイドがどうして私をここに置いていけるというの？くそっ、と思った。走りに行くことにした。真夜中だろうが構わない。ベッドから起き上がり、軽装に着替えた。部屋を出る時にドアに鍵をかけた。この部屋の警備が厳重で本当に良かった。このパックの連中は間違いなく私の境界線を尊重せず、何かの理由をつけて部屋に入ろうとするだろうから。

私は林の方へ向かった。そこに着くとすぐに服を脱ぎ、白い狼に姿を変えた。走り出した。ここは故郷とは違っていた。この地の子供たちには指導が必要だった。パックのメンバーは狼人間というより人間のように振る舞っていた...