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第19話

「今からヘレンと出かけるわ」カヤが心リンクで私に伝えてきた。

「ちょっと待って」私はシャワーから出た。タオルを掴んで腰に巻きつけた。彼女はただそこに立って、私を見つめていた。私も彼女を見つめ返した。北部の人々特有の手作りの服以外の姿は見たことがなかった。でも今日の服装は今までのものとは違い、彼女の曲線を際立たせていた。その魅惑的な姿に、思わず彼女を引き寄せずにはいられなかった。

私は彼女の首筋にキスを始めた。彼女は小さく喘いだ。私は彼女の顔を両手で包み、柔らかい唇にキスをした。彼女が出かける必要があることはわかっていた。一日中彼女と過ごしたいという気持ちはあったが、彼女は行かなければならない...