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第119話

残りの群れは数日後に出発するが、私は明日の朝早く立つことになっていた。ケイドとの最後の夜が残されていた。彼は夜の予定をすべて空け、二人で巣穴で夕食を取った。誰とも会いたくなかった。ヘラジカの肉を食べたが、私はほとんど息をする暇もなく平らげてしまった。とても空腹だったのだ。ケイドは食器を廊下に出し、ベッドに座って私の隣に来た。冷静でいようとしたが、感情が乱れていた。

いつ彼に会えるのか、あるいは二度と会えないのではないかと思うと不安だった。ホウィと戦って死んでしまうかもしれない。何が起こるか全く分からなかった。私は彼の触れに身を寄せ、彼の抱擁を求めた。彼の肌が私に触れる慰めを切望していた。彼の...