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第480話昨日、ドアを閉めるのを忘れた

「見つけるのを手伝うよ」

ナサニエルの長い脚が彼をドアまで運んだが、開ける前に彼は足を止めた。

アウレリアは彼の足音が止まったのに気づき、「どうしたの?」と尋ねた。

ナサニエルは、わずかに開いた主寝室のドアに目をやり、昨日閉め忘れたかどうか思い出そうとした。閉めたはずだ、と彼は思った。

もしかしたら、慌てすぎて記憶違いをしていたのかもしれない。

「何でもない」と彼は答え、ドアを開けて外に出た。すぐに携帯電話を手に戻ってくると、アウレリアはその隙に急いで下着を身に着けた。

彼が戻ってきたとき、彼女は背中でホックを留めているところだった。純白のレースのブラジャーが、彼の噛み痕の残る肌を...