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第414章オフィスいちゃつく

「ハイルブロンさん、そろそろ行きましょうか? これ以上ここにいたら、あなたが我慢できなくなっちゃうかもしれないわ」

アウレリアはからかうように、わざと彼のがっしりした胸の近くに手を置いた。彼が何を我慢できなくなるのかは、言うまでもないことだった。

ナサニエルの喉仏がごくりと動き、まぶたが絶え間なく引きつった。その手に視線が注がれると、頭の中は昨日の浴室での光景でいっぱいになった。

どうやら彼は、少々病みつきになっているらしかった。

「アウレリア……」彼はその悪戯な手を取り、口づけを落とすと、自らの腹筋の上へと滑らせ、その隆起に沿って下へと導いた。

アウレリアの指先が微かに丸まる。彼の熱い体...