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第427話

昨日、私は貞操の誓いを破ってしまった。キスと体中を触れ合うだけだったけれど、お互いに快楽をもたらした。もう私は戦士修道女ではない。

罪悪感や後悔、悲しみを感じるだろうと思っていたけれど、私の心はグランピーへの愛で満たされている。

まだ彼の名前を知らないのは嫌だけど、彼はすぐに教えてくれると約束した。たぶん落下した時に多くのことを忘れてしまって、少しずつ思い出しているのかもしれない。

修道院を去ると姉妹たちに伝えたら、喜ばないだろう。シスター・ライラだけが次の大修道女になれる人物だ。

「漁網を確認してくる。ここで待っていて」グランピーは私の頭にキスをして小屋を出て行った。

ベッドにいる...