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第355話

今ここでタイソンが止めたら、彼の目の前で他の全員とやって、その後何ヶ月も彼に触れさせないわ。

「もう答えたわよ」私はイライラして息を吐いた。

「お前がここに来たのは、俺に抱かれたいからだけだ」彼は言う。私は肩をすくめようとするけど、手を上げたままでは無理。「俺の血の兄弟が二人もいて、お前の望みを叶えようとしてるのに、なぜ俺にこだわる?」と彼は食い下がる。

許可があっても彼が私を抱くつもりがないとわかって、私は本当の気持ちを伝えることにした。これが彼の本当に知りたいことだから。「もう憎んでないわ。それどころか、あなたに恋してる。たぶん私の心は一度もあなたを手放してなかったの。また前みたいにあな...