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第214話

ルーベンがリーバイを傷つけるのではないかと恐れて、私は手を振りほどき、二人の間に身を挟んだ。ルーベンは好きなように私を罰すればいい。でも私のせいで誰か、特にリーバイが傷つくのは嫌だ。病院にも行かずに肺の損傷から生き延びたのだから、ルーベンが何をしようとも耐えられるはずだ。

「彼女をお前とクソみたいな義兄弟から連れ出そうとしたんだ。こんな扱いを受ける筋合いはない」リーバイは私の首を指さした。そこにはキスマークと指の跡がびっしりと残っていた。アンセルはコックウォーミングだけでなく、窒息プレイの趣味もあるからだ。「彼女を殺そうとでもしてるのか?」

いつからリーバイはこんなに大胆になったんだろう?...