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第17話

サラは皿を持ちながら、得意げな表情を浮かべていた。わざとアントニオの目の前に置いてから、意味ありげな笑みを浮かべて立ち去った。

しかし、その笑顔はリサの神経を逆なでした！

テーブルの下で、リサの手は拳を握りしめていたが、彼女は甘い笑顔を作り、アントニオにスープをよそった。「アントニオ、最近すごく暑いから、このスープを作らせたの。ちょっと食べてみて」

アントニオはスープを一瞥したが、リサを完全に無視して、ボウルをライアンの方へ滑らせた。「お前、調子悪いだろ。もっと食べなさい」

リサの笑顔が揺らいだが、彼女はあきらめなかった。アントニオに別のスープをよそい、彼の皿に料理を山盛りにした。

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