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第357話

「何て言ったんだ？」私は言葉を絞り出すのがやっとだった。エラの泣き声が耳に鳴り響いている。彼女の苦しみだけが私の頭の中を占めている。

まともに考えることができない。

「すぐに何か手を打たなければ、ルナを失いますよ」癒し手は鋭く言い、エラの方向にナイフを振った。「薬草で出血を止めることはできますが、それは赤ん坊を殺すことになります。あるいは、子宮から赤ん坊を切り出します。選びなさい、アルファキング。あなたのルナか、赤ん坊か？」

「リャット！」エラの声は絶望に満ちていた。「お願い！赤ちゃんを傷つけさせないで！彼女はまだ生まれる準備ができていないの。早すぎるわ！」

私はゆっくりと視線を癒し手...