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第184話

マドックス

私は飛びかかり、セスが剣を振り上げた瞬間に彼と衝突した。重い金属が空気を切り裂く中、私は彼の膝に腕を巻きつけ、今や像から放たれる銀色の光の爆発から離れるように、二人で後方へ飛んだ。

剣が私の背中をかすめ、シャツを切り裂き、皮膚を擦った。それは歯を食いしばり唸るほどの痛みだった。私たちは転がりに転がって寺院の遠い壁に向かって進み、その途中で剣は置き去りにされた。

セスの拳が私の頭上に叩きつけられ、一瞬星が見えた。私は彼から転がり離れ、膝をついて息を切らした。

私たちの間にはわずか六フィートの距離しかない。

「こんなことをさせないでくれ」と私は彼に言った。今や壁を長いリボ...