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第122話

数日が過ぎ、いとこは私と話したがっているが、私は拒否している。きっとろくなことにはならないだろう。彼は十分にマータアについて情報を教えてくれれば、私がなぜそこで必要とされているのかを理解し、気が変わって島に行くことを納得させられると思っているのだろう。

でも今や、自分の叔母を殺さなければ彼女が私を殺すと言われた今、私には島に行く理由が見当たらない。

私はできるだけ忙しくしていようとしている。マドックスがいないと難しいけれど。前線からの戦況の知らせが入ってくるので、何が起きているか知っていそうな人を見つけては最新情報を尋ねるけれど、ほとんどの場合、詳しいことは誰も教えてくれない。戦闘があった...