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第981話

レオンはそれを聞いて、ただ微笑んで黙っていた。

セブはイザベラに横目を送り、にやりと笑った。「心配ないよ、OKが出たら教えてくれればいい」

レオンは小さく微笑み、目を伏せたまま、何も言わなかった。

ちょうどそのとき、ドロシーとマリア、そしてレオンの友人たちが現れ、みんな席に着いた。

全員が結婚祝いを持ってきていた。その夜レオンはとても饒舌で、生き生きとして自信に満ちていた。イザベラは彼をちらちらと見つめ、彼への憧れと愛情が膨らんでいくのを感じていた。

パーティーが盛り上がっているとき、個室のドアがノックされ、黒いスーツを着た二人の男性が入ってきた。

レオンは彼らを見て眉をひそめた。...