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第953話

レオンは寝室に入り、イザベラに向かって茶目っ気ある笑みを浮かべた。「ねえ、聞いて。また隣人が立ち寄ったよ」

「うっ、ごめんなさい」イザベラはため息をついた。

レオンは間髪入れずにベッドへ飛び乗り、イザベラを押さえつけた。

「何してるのよ!」イザベラは悲鳴を上げた。

レオンは指を唇に当て、静かにするよう合図した。

その瞬間、イザベラは気づいた—声を抑えないと、隣人がまた来てしまうということに。

次の瞬間、レオンは二人の頭からすっぽりと毛布をかぶせた。

「本当に何をしてるの?」イザベラは眉をひそめて尋ねた。

「静かに」レオンはそう言うと、彼女にキスをするため身を寄せた。

すぐにイ...