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第920話

レオンのキスは突然のことで、イザベラが何かを言おうとしたその言葉を遮った。

イザベラは完全に不意を突かれ、目を見開いてレオンを見つめた。彼の顔には情熱と強さが溢れ、少し支配的な雰囲気もあり、彼女は少しめまいを感じずにはいられなかった。

数秒後、彼女は現実に引き戻された。

イザベラは必死にもがき始めた。彼に両手を押さえつけられ、体は壁に押し付けられ、動くことさえできなかった。

「彼は私を何だと思っているの?倉庫で知らない男とそんなことするつもりないわ!」考えれば考えるほど、怒りと恥ずかしさが増した。永遠とも思える時間もがき続けたが、無駄だった。絶望的な瞬間、彼女はハイヒールでレオンの股間...