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第584話

スーザンはショックを受けて救急室の入口へと歩いた。中を覗くと、キャロルのベッドサイドでセブとライリーが二人とも涙を流し、アンドリューが彼らの後ろに立っていた。

「もう長くないわ」キャロルはかろうじて話すことができた。

ライリーはキャロルの手を握り、泣きながら言った。「ママ、ダメよ！いつも一緒にいてくれるって言ったじゃない！」

「ママ」普段は強いセブも、涙をこらえながらも目は赤く腫れていた。

これを見て、スーザンは目まいがした。今日はキャロルの誕生日だったのではないか？どうしてこんなことになったのだろう？

その瞬間、キャロルは突然セブの手をぎゅっと握り、最後の力を振り絞って叫んだ。「セ...