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第503話

キャサリンの目に浮かぶ傷ついた表情を見て、スーザンも同じように落ち込み、心が引き裂かれる思いだった。

キャサリンが今回はトッドに本気だということは明らかだった。結局のところ、トッドは背が高くがっしりとした体格をしていた。定期的にジムに通っていたおかげで、彼は60歳というよりも50代に見えた。さらに、キャサリンと同年代の女性が絶対に惹かれるような上品で、ユーモアがあり、気さくな雰囲気を持っていた。

スーザンはキャサリンにもっと言いたいことがあったが、彼女の悲しそうな顔を見て、メッセージは伝わったと分かったので、それ以上は言わなかった。

タクシーの中で、二人はドロシーの住む地区に到着するまで...