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第456話

キャロルはテーブルの上の料理を一目見て鼻で笑った。「油と塩が多すぎるわ。若い人たちは平気かもしれないけど、私たち年寄りには?こんなもの、血圧を天井まで上げちゃうわよ」

セブはただそこに立ち尽くし、言葉を失っていた。

トッドが口を挟んだ。「一度や二度食べたところで死にはしないさ」

「あなたたちだけどうぞ。私はご遠慮するわ」キャロルは食器を脇に投げ出し、立ち上がってダイニングルームから怒って出て行った。「キャシー、オートミールを作って、調味料なしでね!」

「はい、キャロル・アンダーソン夫人」キャシーは素早く返事した。

「後で上に持ってきて。疲れたから横になる必要があるの」キャロルは階段を...