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第1370話彼女は尊厳をもって生きることができる

これを聞いて、アザレアは言った。「タデウスはまだ一歳半よ。これからいくらでも一緒に過ごして、愛情を注いであげられる時間はたっぷりあるわ。でも、あの子を片親だけの家庭で育てるわけにはいかないでしょう? タデウスはまだ幼すぎて今は分からないでしょうけど、いつかは分かるようになるのよ」

ダリルは眉をひそめ、長い間ためらった末に言った。「母さん、言いたいことは分かるよ」

アザレアはダリルを焦ったように見つめ、「分かったのなら、セシリアに悪いことをしたと自覚していて、タデウスには普通の家庭が必要だと分かっているのなら、どうしてまだここに座っているの? さあ、彼女を連れ戻してきなさい!」と言った。

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