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第1282話彼女の体には何の問題もありませんよね?

その夜、セシリアはバスルームから出て、化粧台の前に座った。

ベッドのヘッドボードにもたれてくつろいでいたダリルは、鏡に映るセシリアの沈んだ表情に気づき、眉をひそめた。

雑誌を置き、ダリルは化粧台に歩み寄り、セシリアの両肩に手を置くと、心配そうに尋ねた。「おい、どうしたんだ?」

鏡に映るダリルの心配そうな顔を見て、セシリアは思わず眉を寄せた。「今月もダメだったの。生理が始まっちゃった」

ダリルはわずかに眉をひそめたが、すぐに笑顔を作り、彼女を慰めようとした。「赤ちゃんのこと、焦らなくていいって言っただろう? 毎日そんなに気を張り詰めてるから、うまくいかないんだよ。気楽にいこう。なるように...