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チャプター 1275 神経質

受話器の向こうでイザベラはほとんど叫ぶような声だった。「本気で言ってるの? 私たち、どれだけ会ってないと思ってるのよ? ダリルのことばっかりで友達を放っておくなんて許さないんだから! 親友のこと、すっかり忘れちゃって!」

セシリアはわずかに眉をひそめて答えた。「わかったわ。行けるようにする」

「そうこなくっちゃ!」イザベラはそう言って電話を切った。

セシリアは電話を置き、少し考えた。それからリビングへ歩いていき、ソファに座ってひまわりの種をポリポリ食べているアザレアを一瞥した。勇気を振り絞って、彼女は言った。「お義母様、少し出かけてきたいのですが」

「どこへ行くんだい?」アザレアは顔も上げずに...