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第1210話気楽にしてくれ

セシリアは甘く安らかな眠りについた。まるで長い間こんなに良く眠れていなかったかのようだった。

彼女が伸びをして眠そうな目を開けたとき、外はすでに日が落ちていた。

壁の時計を見ると、夜の9時近くになっていることに気づいた。

彼女は丸8時間も眠っていたのだ。

何かを思い出したかのように、セシリアは突然起き上がり、ベッドの隅に置いてあった携帯電話を素早く見つけると、急いでダリルの番号にダイヤルした。

セシリアはダリルに会いたくてたまらなかったので、いつものようにダグラスに連絡するのではなく、待ちきれずに直接彼に電話をかけたのだ。

二回のコール音の後、誰かが電話に出た。

通常、ダリルが電...