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第1076話

最初の緊張感から、寝返りを打って眠れないままでいたセシリアは、深夜になってようやく眠りについた。

翌朝、セシリアが目を開けるとすでに七時近くになっていることに気づいた。

彼女は急いで起き上がり、少し奇妙な感覚を覚えた。昨夜、彼は何の行動も起こさなかった。それは奇妙だった。彼を避けることはできないだろうと思っていたのに。

そして、セシリアは急いで服を着て、顔を洗い、朝食を作るために階下へ向かった。

ちょうど八時、セシリアはダイニングテーブルに朝食を並べた。

その頃には、ダリルもダイニングルームに姿を現していた。

「朝食ができましたよ」セシリアは言いながら、作りたてのサンドイッチをつか...