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第29話

レキシ

ルーサーといくらでもキスしていたいけど、私は息継ぎが必要だった。息を切らして離れたけど、ルーサーは止まらなかった。彼は私の顎から耳へとキスを続けた。私はハッと息を呑んだけど、彼がもっと触れやすいように首を傾けた。彼の手が私の胸に触れたとき、彼は動きを止めた。何か悪いことをしたのかと思ったけど、ルーサーが言った「いつでも止めることができるよ。君には経験がないのはわかっている」なんて優しいんだろう、そんなことまで考えてくれて。息を切らしながら私は言った「今のところ大丈夫よ。でもルーサー、私はまだセックスする準備ができてないの。何かが待つべきだって言ってるの。少なくとももう少し」彼が離れて...