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第22話

シーラの視点

私は一日中自室にいた。リアとブリエルは宮廷で起きていることを逐一報告してくれていた。今のところ、何も決定はされていない。それは良い知らせだが、私の無実を証明する方法はまだ見つかっていない。全く見つかっていなかった。そして時間が過ぎるにつれ、私は不安を抑えきれなくなった。

ドアがコンコンと短く叩かれ、私が顔を上げるとブリエルが入ってきた。彼女の表情には不安が浮かんでおり、それが私をより怯えさせた。「時間よ」と彼女は言い、私はベッドから立ち上がり、ドレスをなでつけた。「みんなすでに法廷に集まっているわ」

私は鋭く息を吸い込んだ。パックの法廷に私の裁判のために呼ばれたのだ。ブリエ...