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第177話

シーラの視点

「こんにちは！私の名前はシーラです。クレセント・ノース・パックへようこそ」私は暖かい笑顔で手を差し出しながら、パックに到着したばかりの新しい家族に言った。「きっと疲れていることでしょうから、すぐにあなたたちの部屋へご案内します。落ち着いていただけるように」彼らは西部地域からの生存者の一部で、ウラジミールが地域への攻撃を始めたときに隠れるしかなかった人々だった。

この数日間、パックは戦争中に避難を必要とする全ての人々に領土を開放していた。戦争がどのように、そしていつ起こるのか分からなかったが、私たちは準備ができていた。

私は彼らをパックハウスの近くにある空き部屋の一つへと案内...