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第152話

シンのオフィスにいた私は、暇で特にやることもなかったので、自分を忙しくさせることにした。彼が書類に目を通している間、私は彼の後ろに立ち、髪の上に手を這わせ、その素晴らしい質感を感じていた。

「どうしてこんなに髪が柔らかいの?」彼は肩をすくめ、目の前の書類に集中したままだった。私はゆっくりと彼の頭皮をマッサージすると、シンは満足げにため息をついた。彼の髪はとても伸びていて、ある考えが私の頭に浮かんだ。

ムフフ…

神様!時々私って意地悪になれるわ。

私は自分の髪を結んでいたミッキーマウスのゴムを取り出し、髪を肩に落とした。彼の髪を集めてポニーテールにした。私の手は素早く彼の髪をまとめ、顔の両...